2019年12月23日月曜日

『楽器正宗本醸造無濾過中取り』これが本醸造?

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年末となって参りました。今年も梅を漬けたし赤カブも漬けたし、朝顔の種も採れたし、あとは29日からの大掃除をガンバルだけです。

さて、先日高校の1つ先輩の方と「海ぼうず」さんに行ってきました。その方は新卒で入社し社長さまにまで上り詰めており、人徳があるのはもちろん仕事も人付き合いもバリバリできる方なのです。当日は高校の時の話を中心にいろんな話題で盛り上がりました。

楽器正宗  裏書をどうぞ

乾杯は、お客様が取り敢えずビールで、ビール下戸の私は店主推薦の『楽器正宗本醸造無濾過中取り』で乾杯。お酒なのに「楽器」って一体‥。このお酒は福島県西白河郡矢吹町で、江戸末期の1865年に創業の大木代吉本店が醸しており、主要銘柄は『楽器正宗』と『自然郷』となっています。酒名は大正時代、当酒蔵へ立ち寄った朝香宮様がお酒を大変気に入り、随行した雅楽師の「酒造りも楽器を奏でるのも元は神様への捧げもの」と言った言葉が由来のようです。

酒米は有機農法の福島県ブランド「夢の香」を使い、仕込み水は那須連山からの伏流水で醸しています。日本酒度+1、酸度1.4の火入れの本醸造でアル添なのですが、本醸造の常識をひっくり返すような味わいでした。

グラスに注ぐと酒色は透明で、香りは仄かにフルーティ。口に含むとジューシーさがあり、甘さと酸味、辛味のバランスが良く、とても美味しいお酒でした。始めは普通においしいなぁと思って何気なく裏書きを見たら、原材料名に醸造アルコールとあり、「おっ、これって本醸造なの?」とビックリした次第です。

尾瀬の雪どけ  みむろ杉

不動ブラック

続いては群馬県の『尾瀬の雪どけ純米大吟醸薄にごり』を頂戴しましたが、さすが『龍神』のお酒は旨さのレベルが違います。そして奈良県の『みむろ杉純米吟醸山田錦無濾過生酒おりがらみ』に感動し、スペック非公開の千葉県の『不動ブラックラベル』で酔いの世界へ迷い込み、最後に頂戴したのが『天の戸純米大吟醸 夏田冬蔵 亀の尾槽しぼり』でした。

夏田冬蔵  裏書はびっしり

このお酒は、秋田県横手市にある大正六年創業、浅舞酒造株式会社のお酒で、夏田冬蔵のネーミングは、前杜氏の森谷康市さんのペンネームから取っています。小さな仕込みのため限定酒となっており、呑んだことのない人が大勢いると思います。可哀そうに。

酒米の亀の尾は平成6年にたった50gの種籾から増やし、平成9年に本格作付けして現在に至っている努力の結晶です。仕込み水は、皆瀬、成瀬川の伏流水が湧き上がる「琵琶沼寒泉」を使い、日本酒度-1、酸度1.6に仕上げた火入れのお酒です。

グラスに注ぐと香りはフルーティ。口に含むと華やかでジューシーな味わいですが、酸味や苦みのアクセントもあり呑み飽きしません。呑み込むときには辛さを感じ、しっかりとキレてゆきました。

先輩との話は大変面白く、21時頃のお開きの予定が何と22時過ぎまでとなりました。社長になるくらいの人は人間性が素晴らしいという事を、実物を見て学び帰路に着きました。♪

(。・_・。)ノ

2019年12月16日月曜日

蕎麦の会に『菊乃井 純米吟醸かすみにごり酒生原酒』

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ここ数年は一年が過ぎるのが頓に早い‼と感じていますが、今年も既に師走となり、私が最近サボっている青森蕎友会も、とうとう忘年会の日がやってきました。割烹「さんりく」で開催された忘年会は、当日打った師匠連の蕎麦を持ち込んで茹でて食するという、通常では考えられない至福の忘年会です。

  皆様が持込むお酒  会長の挨拶

さて、日本酒好きの私が今回持ち込ませて頂いたのは、「つゆ焼きそば」というB級グルメで有名な、青森県黒石市の鳴海醸造店が醸す菊乃井 純米吟醸かすみにごり酒生原酒です。この酒蔵は「日本の道百選」に選ばれた中町こみせ通りに面しており、創業が文化三年(1806)と古い蔵なので、伝統的建築物として町の景観に寄与しています。

酒米は「まほろば吟」を大吟醸レベルの50%まで磨いて使い、南八甲田の雪解け水が伏流水となったものを仕込み水にした、日本酒度+0.5、酸度1.5のやや甘口のお酒です。

 かすみにごり  菊乃井を持って

コップに注ぐといい感じに白濁しており、仄かにフルーティな香り。しかし口に含むとジューシーさに溢れていて、優しい酸味と仄かな辛さで「うわっ‼凄く旨い‼」。ランキングに入りそうなお酒です。皆さんの評価も抜群で、お店の給仕の方々からも「とっても美味しいお酒でした~」と言って頂き、持ってきた甲斐がありました・・ってあなた方も呑んだのですね。

 梵もおいしい  いいねを戴くUさんと

多数の差し入れのお酒の中から無意識に手が出たのは、金色のラベルが眩しい『 GOLD無濾過純米大吟醸 』で、江戸後期、桜田門外の変が起こった万延元年(1860)創業で、福井県鯖江市にある合資会社加藤吉平商店が醸したお酒です。『』は「誕生」「創造」を、またサンスクリット語で「けがれなき清浄」を表しています。兵庫県産山田錦100%使用し酵母は自社酵母、白山連峰の伏流水で醸してマイナス10度で氷温熟成させた純米大吟醸を、出荷時に火入れしています。日本酒度+1.0酸度1.5の、平たく言えば生貯蔵酒です。「ロンドン酒チャレンジ2019」では純米大吟醸部門で金メダル、「KURA MASTER2019」でも金賞受賞と申し分無い肩書です。

酒色はラベルのように淡い黄金色で、香りは仄かな吟醸香。口に含むと甘さと辛さ、酸が織りなす上品な旨味で、呑み込むと喉に酸味を置いてキレていきました。一般的な無濾過の味わいとは少し違いますが、それは火入れのせいでしょうか。

米鶴純米ひやおろし  締めのお蕎麦を

その後『米鶴純米ひやおろし』をはじめ、持ち込まれたお酒は一通り頂戴したところで、超美味しいお蕎麦(もちろん新蕎麦)が出て中締めとなりました。

菊乃井 純米吟醸かすみにごり酒生原酒』は、青森市へ出張の際に「かめだ酒店」さんに立ち寄り、若奥さんから「美味しいよ~」と口説かれて購入した逸品ですが、本当に美味しいお酒でしたよ。ありがとうございました~。♪

(。・_・。)ノ

2019年12月9日月曜日

暁会の打ち上げで『百十郎G-mid純米吟醸無濾過生原酒完熟special』

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10月末に高校の同期会が八戸プラザホテルで行われ、同期の方々と40年ぶりに会ってきました。顔を見ても誰か分からない人もいましたが、お互いに名前を名乗って、驚きながらも旧交を温めました。

昨年から「暁会」と称する同期会の準備委員会を立ち上げており、各クラスの担当幹事とコミュニケーションを取りながら、一歩ずつ段取りを進めて当日を迎えました。殆どの参加者から感謝と労いの言葉を頂き、開催した甲斐があったと改めて思った次第です。

中学の友人S君は電気科  いろはにほへと

さて、同期会開催の成功と、今までの慰労を兼ねた打ち上げを、八日町の居酒屋「いろはにほへと」で行いました。その際に持ち込ませて頂いたのが、岐阜県各務原市で創業は大正9年の株式会社林本店が醸す『百十郎G-mid純米吟醸無濾過生原酒完熟special』です。


百十郎』の酒名の由来は、地元に実在した歌舞伎役者の名前(市川百十郎)で、東京農業大出の五代目蔵元の女性杜氏が醸しています。ただの女性ではなく女優のような可愛らしさで、しかし芯の強さはハンパ無く、2012年に「女性らしく強く凛とした酒」を目指し、この『百十郎』を立ち上げています。

百十郎G-mid純米吟醸無濾過生原酒完熟special』の「G-mid」は岐阜のG、G酵母のG、イメージカラーGreenのGとしており、midは日本の中央という事です。長良川の伏流水を仕込み水に使い、酒米は大粒で晩成種の食用米「岐阜ハツシモ」、酵母は「岐阜G酵母」で日本酒度+3、酸度1.3のお酒です。

香りは華やかでフルーティ、口に含んだら甘さを感じますが、べたつかずにスッキリとフルーティ。呑み込む際には弱く酸味を感じます。美人杜氏の造りと思うと、美味しく感じない訳がありません。幹事の皆さんにも喜んで頂きました。

打ち上げの席では誰も次回の同期会予定の話はせずに、アッという間に時間は過ぎて中締めとなりました。個人的には5年後くらいに、クラスの同級生だけで集まるのが無難なのかなぁとは思います。しかし、クラス会参加のため遠くから八戸まで来る旅費も、定年後では結構負担になるし、難しいものがあると感じながら家路に着きました。♪

(。・_・。)ノ